Dトラ奮闘記053

oyatu-no-gumi2009-02-04

  
とりあえず、始動はするがすぐストールしてしまう症状
が改善されないので、色々模索しております。
ニードルがOKなら、
次に疑うべきは、キャブ内部ならMJかニードルホルダーでしょう。
外部的要因ならば、インマニかエアクリアダプターから
エアーを吸っている可能性もありそうです。
  
そんなこんなでMJを交換しようとした矢先。
やってしまいました。
MJをニードルホルダーに閉めすぎてポッキリ・・・
残ったネジは外れたのでいいんですが、、、
気になったのでルーペでチェックしてみると、
ネジを強く締めこんだせいで、ホルダー側のねじ山が
延長されて、新たに半回転分ねじ山が出来てしまっています。
ついでに良く見ると、
ニードルホルダー内部がキズだらけです。
たぶん、アクセルの開閉のの際ニードルの先端などが
接触してなのか細かいキズが無数に入っていました。
私のFCRは中古なので、
まぁ、消耗品という事で・・・
  
しかし、ホルダー高そう・・・;;
  
とりあえずDトラ>FCR35を載せた時のセッティングの最初の最初を
まとめてみました。基本的にセッティングしようにもエンジンが
かからなければセットすらでませんからねぇ。。。
ここから自分のバイクにあった細かいツメをするとわかりやすいのかも
しれません。
(参考文献:モタードしようぜ!)

250cc 規制前CDI ノーマルエアクリ KLX300純正マフラー
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MJ:132 SJ:42
Needl:OCEMS クリップ1段目
PS:1時間30分 PAS:1時間30分
油面:フロートバルブが閉じる瞬間9mm(標準)
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250cc 規制後CDI ノーマルエアクリ KLX300純正マフラー
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
MJ:132 SJ:42
Needl:OCEMS クリップ3段目
PS:1時間30分 PAS:1時間30分
油面:フロートバルブが閉じる瞬間9mm(標準)
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
  
ですかね。
規制後のデータはあくまでも私のデータとモタードサイト様の
データをくっつけただけなので、あしからず。
完全にノーマルのマフラーであれば、
MJ:128〜130ぐらいになるかもしれません。
私がやってみたわけではないので、保障はできません。
が条件が近ければ個体差があったとしても
そこまで大きく外れないハズですが。
悪魔で参考という事で。。。

315cc 規制前CDI ツインエアエアクリ KLX300純正マフラー
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
MJ:142 SJ:42
Needl:OCEMS クリップ1段目
PS:1時間30分 PAS:1時間30分
油面:フロートバルブが閉じる瞬間9mm(標準)
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
  
315cc 規制後CDI ツインエアエアクリ KLX300純正マフラー
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
MJ:142 SJ:42
Needl:OCEMS クリップ3段目
PS:1時間30分 PAS:1時間30分
油面:フロートバルブが閉じる瞬間9mm(標準)
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
  
簡単なパーツの変化を書いておきます。

  • スロージェット:SJ

始動〜アクセル開度0〜10%に症状が集中。
濃い>アイドリングでアクセルを煽った時にアイドリングに戻らず、
   比較的高い状態を数秒(濃いほど時間が長くなる)維持し続ける。
   そのままSJを上げていくと、始動悪化・発進時からの加速で
   モフモフとサイレンサーからかぶった音がして加速しない。
  

始動〜アクセル開度0〜10%に症状が集中。
一般に15分(45°)づつ調整するようだが、
SJを変更するよりも一時的な変化が大きい。
濃い>アイドリングに落ち着かない症状がSJを1段上げた時より強く出る。
薄い>アイドリング状態でエキパイ付近からすでに「ポンポン」
   という軽いバックファイヤーが見られる。
  

  • ニードル(ストレート径)

アクセル開度10〜15%付近に症状がみられる。
スロー系とメインとの繋がりに影響がでる。
薄い>10〜15%付近に突如失速感があり、軽いノッキング的な
   ギクシャクを起こす。アクセルを大目に開けてその開度をスルー
   すると普通に走るのであれば、ストレート径に問題がある。
  

  • クリップ段数(切上がり)

考え方としてテーパーの始まりがどの位置にあるのか?
という感じ。スロー系>ストレート径ときてアクセル25%
付近のテーパーとの繋がりに症状が集中。
クリップを下げると効き始めが早くなる。
CDIなどで回転数に応じて点火時期が急激に変わるものや、
マフラーがピークパワー重視のモノはクリップが上の方になりやすい。
クリップ1段の変化は0.9mm。切上がりの番手は0.45mm刻みで製造されている。
濃い>不明
薄い>アクセル開度25%付近でギアチェンジなどをすると、
   バックフィアヤーを起こす。
  

  • ニードル(テーパー)

30%〜50%間でアクセルを開けていくとどんどん薄い症状に
なる場合、テーパーの立ちが緩すぎる可能性が濃厚
  

  • メインジェット

アクセル開度1〜100%までまるごと濃くなったり薄くなったりする。
始動性時の一瞬には影響しないが、その直後から影響。
瞬火が入るが、その後アイドリングしな場合、ニードルの先端に
不具合が無いのであれば、MJが合っていない可能性が濃厚。
ニードルまでセッティングが出て、50〜100%がどうにも薄いのであれば、
MJの変更が必要だが、MJを変えたら、もう一度ニードルからのセッティングが
必要になる可能性が高い。
濃い>エンジン音は上がっていくが、加速しない。または
   エンジン音の割りに加速感が鈍い。
薄い>アイドリング中にスロー系統でみられる、「ポフポフ」言う
症状は無いが、アクセルを軽く(開度10%未満)煽ると、
排気音の中に時折「パ」「パパッ」と軽いバックファイヤー
らしき音が混じる。