Dトラ奮闘記058

oyatu-no-gumi2009-02-14

  
今日は暖かかったですね〜。
で、ここまで気温があれば、気化量が結構
期待できるので、多少薄くてもエンジンがかかる
可能性があり、あわよくば、MJが薄時の症状が確認
できるかも?と思い
出かける前にエンジンをかけてみました。
  
案の定かかりました。
一発始動です。
で、予測どおりMJが薄時の症状を確認しました。
ちなみにセット内容は
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  • MJ:145 SJ:48
  • Needl:OCEMS クリップ3段目
  • PS:1時間30分 PAS:1時間30分
  • 油面:フロートバルブが閉じる瞬間9mm(標準)

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です。
  
アイドリング中にスロー系統でみられる、「ポフポフ」言う
症状は見られませんが、アクセルを軽く(開度10%未満)煽ると、
排気音の中に時折「パ」「パパッ」と軽いバックファイヤー
らしき音が混じります。
吹け上がりも比較的音にばらつき感がり、スムーズなリズミカルな
音ではありません。
過去スロー系やニードルで薄い症状を体験してきましたが、
この様な症状は初めてでした。たぶん春夏など、気温があり
比較的ルーズにエンジンがかかる時、これがMJが薄い状態の症状の
目安になるのではないでしょうか?
  
薄い症状はエンジンを傷める事が多いので、「転ばぬ先の杖」
という事で、まずアイドリングと空ぶかしである程度目安をつけて
それから乗る方がリスクを低くできるかもしれません。
  
バックナンバー053の記事に修正しておきますが、
MJが薄いなり濃いなりすると、スローで火が入っても、
アイドリングにいたらず、消失。という症状を起こすようです。
(ニードルの先端が変形して正常に機能していない症状と同じ?)

  
このまま行くと、148:48線が濃厚ですが、
私がFCRを手にした時点でインマニスピゴットとのねじ山に液体ガスケット
がついていました。お正月休み中にあまりに赤いガスケットが
みすぼらしいので、スピゴットを抜いて、全部落としてしまいました。
現在しっかりと締め付けておりますが、かなりMJ:SJとも
上がってきているので、「もしや?」という可能性も否定できないので
一応再度シルバーの液体ガスケットを塗りこんでおきました。
エア漏れしてないといいのですが・・・
  
写真は交換したMJHとMJ、ニードルを組み合わせた模型を作ってみました。
MJHのハリが入っている中は2段に段つき状になっていて、
それぞれストレート径に対応している部分とテーパーに対応している部分に
わかれています。
写真でみるとクリップ位置が変わるとキャブレターの中で
どういう事が起こっているのか、比較的わかりやすいのではないでしょうか?
とりあえず参考までに。。。
テーパーEだとテーパー角が1°と緩いので、
ストレート径との差が見分けにくく全体的に滑らかに先端に向かって先細り
になっています。
て事は、とうぜんクリップ位置が下がればハリは細くなってしまうので、
MJHから出るガソリン量は増えますし、
ストレート径の終わりが早くなる=テーパーの効きが早くなる。
という流れでイメージしてもそれほど問題はないと思います。
  
FCRをいじっていて思うのですが、
エンジンさえかかってしまえばセッテッングはそれほど難しくありません。
バックナンバー053に、変更によって症状が出やすい部分を参考にして
いただければ(ニードルだけはクリップ位置で症状が上下すると思います。)
自分の改善したい場所に手を付けられるのではないでしょうか?
  
で、最も厄介なのが不動状態から立ち上げる事なのではないでしょうか?
または、最初は調子良かったものの、パーツが消耗して始動悪化>不動

不動状態ではいったい自分が何をしているのか?
どうすればエンジンがかかるようになるのか?
という迷路の中、放棄みたいな人もおおいのかもしれません。
とりあえず、後日「キャブが原因での不動状態から始動」までの
流れをまとめてみようかと思います。